ミツカンは3月30日、Jリーグ2部(J2)所属のジュビロ磐田とスポンサー契約を締結したと発表した。9月16日には、同クラブの本拠地ヤマハスタジアムでの開催試合を冠スポンサーとして協賛をすることになったが、締結に至った経緯がTwitterで注目を集めている。
同社がスポンサー契約に至ったきっかけは、ロゴマークだ。ジュビロ磐田は2021年12月、英国のスポーツメーカー「アドミラル」とユニホームサプライヤー契約を締結。22年シーズンから同社製ユニホームを着用している。
その直後から、アドミラルとミツカンの企業ロゴが「似ている」との指摘がTwitterで話題に。ユーザーからの指摘にミツカンの公式Twitterアカウント(@mizkan_official)が「最近よく『似てる』という投稿を見かけます(笑)」とツイートしたところ、クラブの公式Twitterアカウント(@Jubiloiwata_YFC)が「奇遇ですね、私たちもです(笑)」と反応。公式アカウント同士の交流で、ロゴマーク酷似の一件はTwitterで一層話題となった。
22年4月には、ヤマハスタジアム内に設置のアドミラルのブースの真横にミツカンがブースを出展する形で“共演”が実現。最終的に今回のスポンサー契約に至った。
ミツカンは「グループが掲げる『未来ビジョン宣言』の中にある『皆さまと“共に”未来の価値を作っていく』というビジョンとジュビロ磐田の『夢と感動を “共に“』という新たなクラブの理念が合致していることや、サポーターの方たちからのたくさんの声を大切にしたいという思いから、スポンサー契約を締結するに至った」と説明。同社のTwitterアカウントの運用担当者は「SNS上でのある日の投稿が、ここまで大きな取り組みに発展することができた。これから皆さまに楽しんで頂けるような企画をジュビロ磐田さまと共に考えていきたい」とコメントした。
一方のジュビロ磐田は「冬の夜にみんなで囲む鍋のようなぬくもりで迎えてくださったミツカン、このつながりを温め続けてくださったジュビロサポーターの皆さまに心より感謝申し上げま酢」とし、アドミラルにも「このような『大人の真剣な遊び』を全力でアシストしてくださった、アドミラルにも感謝申し上げる」と謝意を示した。
契約締結を記念して、ミツカンは4月5日まで、ジュビロ磐田の公式グッズの詰め合わせセットをプレゼントする取り組みをTwitterで行っている。
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