首都圏の中古マンション平均価格、20カ月連続で前年同月を上回る：アットホーム調べ

[カワブチカズキ，ITmedia]

　不動産情報サービスを提供するアットホーム（東京都大田区）は、首都圏における「中古マンション」の価格動向を発表した。首都圏の中古マンション1戸あたりの平均価格は3928万円で、平均価格は全エリアで前年同月超えとなり、20カ月連続の上昇となった。

中古マンションの価格動向について（画像はイメージ）

　本調査の対象エリアは、東京都（23区／都下）、神奈川県（横浜市、川崎市／他）、埼玉県（さいたま市／他）、千葉県（西部／他）の8エリア。

　1戸あたりの平均価格は20カ月連続で全エリアで前年同月超えとなった。前月比で見ると4エリアが下落となった一方で、他の4エリアが2017年1月以降最高額となっており、エリアによって価格上昇の勢いにばらつきがあることが分かる。

中古マンション 首都圏8エリアにおける価格など（出所：プレスリリース、以下同）

首都圏8エリアの平均価格

　平均価格指数は千葉県西部が5カ月連続で上昇し、さいたま市と並ぶ142.7（17年1月を100とした時）となった。

首都圏8エリア　平均価格指数の推移

　今回の調査は、アットホームの不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された中古マンションの価格動向について、アットホームラボ（東京都千代田区）に調査・分析を委託し、アットホームが公表した。