カレーチェーンを運営するゴーゴーカレーグループ(石川県金沢市)は4月17日、元サッカー日本代表の本田圭佑氏が運用する個人資産ファンド「KSK Angel Fund, LLC」(KSK)を主要株主に迎えたと発表した。本田氏のグローバルな知名度や人脈を生かし、海外進出に向けた足掛かりとしたい考えだ。
KSKの資本参画は、石川・星稜高校出身の本田氏と、金沢市出身のゴーゴーカレー創業者・宮森宏和会長が「金沢つながり」の縁で実現したものだという。同グループは欧州や東南アジアでの新規出店など海外事業の拡大を目指しており、本田氏の世界的な知名度が拡大への弾みとなることを期待している。
本田氏は2016年にKSKを設立し、すでに180社のスタートアップ企業などに投資。外食産業への投資はゴーゴーカレーが初めてだという。
本田氏は「ゴーゴーカレーというと店舗ビジネスという印象が強いと思うが、今回の投資のテーマは『フードテック』。フードテックで世界を目指す同社の一員として関われることをうれしく思う」とコメントを寄せた。
宮森会長は「本田圭佑さんのグローバル人脈と突破力もゴーゴーカレーのエネルギーとし、世界一を目指していく」とコメントした。
ゴーゴーカレーグループは03年に創業。翌年5月に新宿に1号店を開き、「金沢カレーブーム」の火付け役となった。05年5月に金沢本店、07年5月に海外初進出となる米ニューヨークのタイムズスクエアに出店している。
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