“モンハン”の愛称で知られる人気ゲーム『モンスターハンター』のスマートフォンゲーム『Monster Hunter Now』が9月に登場する。カプコンが4月18日、発表した。『ポケモンGO』を手掛ける米ナイアンテックと共同で、シリーズ初の位置情報を使ったゲーム(いわゆる位置ゲー)として全世界リリースする。カプコンは「収益機会の創出やコンテンツ価値の最大化を目指す」としている。
同作品は、ユーザーの現実世界での位置情報をアプリ上に反映。ナイアンテックが持つAR(拡張現実)技術と組み合わせ、アプリにモンスターを登場させることで、シリーズの醍醐味である狩猟を日常空間で疑似体験できる。世界的にヒットしたポケモンGOのモンハン版のような作品だ。カプコンがライセンスを譲渡する形で、ナイアンテックが開発と配信を担当する。
カプコンは「ハンター同士が力を合わせた狩猟や、アプリを閉じている間に出会ったモンスターを空き時間に狩猟することができるなど、『モンスターハンター』シリーズが持つ魅力とナイアンテックの開発技術を掛け合わせた新たな作品を目指す」とコメントしている。4月25日から招待制のベータテストを行い、9月にリリースする予定。
モンハンシリーズは、雄大な自然を舞台に巨大なモンスターに立ち向かうハンティングアクションゲーム。ネットワーク経由の協力プレイというスタイルを確立した作品として知られ、2004年発売の初代作からの販売数はシリーズ累計9000万本(2022年12月31日現在)を誇る。カプコンを代表する人気作品で日本国外にもファンが多い。
人気ゲームタイトルでは、コーエーテクモも『信長の野望』の位置ゲーを、3月末に発表している。
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