米マリオット・インターナショナルが運営する「ザ・リッツ・カールトン京都」(京都市)が4月24日から鴨川でのピクニックプランを宿泊者限定で提供する。参加費は1人9000円。ゴールデンウイークなどの大型連休を前に旅行需要が高まる中、日本人旅行者や海外からの訪日観光客の利用を見込む。
同ホテルにとって初めての提供となる「新緑ピクニック アクティビティ」は、友達や家族、カップルで楽しめるサイクリングの体験プラン。宿泊者はスタッフとともに中心市街地を自転車で走り、京都が誇る鴨川沿いの自然豊かなエリアでピクニックを楽しめる。ホテル側はシェフ特製のサンドイッチや、人気店「ピエール・エルメ・パリ」のマカロン、ドリンク(紅茶・コーヒー・ジュース)を提供。ピクニック気分を味わえるようにしている。
日本屈指の観光地である京都に2014年に開業した同ホテルは、旅行客向けの体験型アクティビティを豊富に扱っており、宿泊者から好評だ。連泊のインバウンド客が多いことから、和菓子作りや和傘作りなど日本文化を体験するプランが多い。プランの豊富さは「沖縄や日光の系列ホテルと並んで多い」(広報担当者)という。
中でも開業以来、人気なのが「清水寺」「下鴨神社」「平安神宮」「伏見稲荷大社」など京都市内の主要観光地を巡るサイクリングツアー(無料)。京都といえば、桜や紅葉のイメージが強いが、同ホテルの広報によると「京都は新緑が特に美しい」という。人気のサイクリングと新緑の魅力を伝えるため、今回のピクニックプランを企画した。
屋外でのマスク着用が原則不要になるなど、新型コロナ感染対策の緩和で国内外からの観光客が戻りつつある。ゴールデンウイークという大型連休を控える中、その影響で同ホテルの予約も「詳細は言えないが、たくさん予約いただいている」という。担当者は「今後も利用者の期待に沿えるような魅力的なプランを企画していきたい」とした。
ピクニックプランの提供は5月31日まで。参加人数は最大4人で、所要時間は2〜2時間半となっている。
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