JR東海、新幹線のビジネス車両をより快適に 3列席を2人掛けに改良10月から

» 2023年04月21日 07時00分 公開
[ITmedia]

 新幹線のリモートワーク向けビジネス車両が大きく改良される。JR東海と西日本は、東海道・山陽新幹線のビジネス車両とビジネスブースを改良すると発表した。より快適なワーク環境を整え、ビジネスパーソンにより訴求していく。

新幹線のリモートワーク向けビジネス車両が大きく改良される。画像は全編成に順次「ビジネスブース」を導入するN700S(JR東海提供、以下同)

 現在、のぞみ7号車でのみ運行しているリモートワーク向け「S Work車両」を、ひかり・こだまの7号車にも導入する。

 「S Work車両」の一部3人掛けの席については、中央にパーテーションを設置し、2人掛けの席「S WorkPシート」に改良する。パーソナルスペースをより広げ、仕事の快適性を高める。

 また「S WorkPシート」のテーブルは、ノートパソコンなどの入力がしやすくなるよう、手元にスライドさせると傾斜するテーブルに改良する。

3人掛けの席の中央にパーテーションを設置し2人掛けにした「S WorkPシート」(イメージ)

 「S Work車両」のひかり・こだま拡充と「S WorkPシート」のサービス開始時期はいずれも10月20日から。10月18日より予約を受け付ける。

N700S全編成に「ビジネスブース」

 また、現在、N700Sの一部編成で試験導入しているビジネスブースについて、利便性向上の改良を加えた上、N700S全編成に順次導入する。10月1日以降、整備が完了した編成から利用できるようにする。2024年度中の整備完了を見込む。

N700S全編成に導入を予定する「ビジネスブース」(イメージ)

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