消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
ホテルの料金比較サイトを手掛けるホテルズコンバインド(デンマーク)は、「責任ある旅行者向け都市ランキング」を発表した。世界ランキングではオランダのロッテルダムが1位を獲得し、アジア太平洋地域では東京と大阪が1位と2位となった。
「責任ある旅行者向け都市ランキング」は、63カ国167都市を28の要素で分析し、選出。現地の交通網、空気の質のほか、空港が排出するCO2の状況を評価する「空港カーボン認証」など、持続可能性も考慮して作成した。
世界ランキングでは、1位「ロッテルダム」、2位「アムステルダム」(オランダ)、3位「グラーツ」(オーストリア)と続き、トップ10はすべてヨーロッパの都市が占める結果となった。
ロッテルダムは、空港が空港カーボン認証を受けた先進的な炭素管理システムを有していること、優れた都市鉄道網、1平方キロメートルあたりの自転車専用道路の長さが最も長いことなどを理由に、最高得点を獲得した。
2位のアムステルダムは、自転車に優しい街の設計と歩行者専用道路で世界的に有名。エコカーの選択肢が多く、EV充電ステーションが数多く設置されている点が評価された。3位のグラーツは鉄道の便がよく、EV充電ステーションも豊富だ。また、ユネスコ世界遺産に登録された市街地を徒歩で散策できるという点の評価が高かった。
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