就職情報サイトを運営する学情(東京都千代田区)は、20代の社会人を対象に、「仕事における成長」に関する調査を実施した。その結果、全体の約4割が「成長の実感」を得られていないことが分かった。
仕事において「成長している実感を得られているか」との問いに、「実感を得られている」(6.5%)、もしくは「どちらかと言えば実感を得られている」(24.4%)と回答した人は合わせて約3割だった。回答者からは、「目標を達成できたときに成長を感じる」「新しい仕事を任されたり、昇進・昇格など評価されると、成長しているという実感を得られる」という意見があった。
一方で、「成長しているという実感を得られていない」20代は、計4割超に上った。回答者からは「評価制度が曖昧で、成長実感を得にくい」「フィードバックを受ける機会が少なく、成長できているか実感を得られていない」などの声があった。
仕事における新たなスキルの習得について、半数以上の20代が「習得が必要」(56.6%)と回答した。「どちらかと言えば必要だと感じる」(29.7%)を合わせると、約9割が必要性を実感している結果となった。
回答した人からは、「新たなスキルを習得し、キャリアアップや給与アップにつなげたい」「終身雇用が当たり前ではないので、常に新しいスキルを身に付けて、市場価値を高めたい」「自分自身もアップデートしていくことが必要だと思う」などの声が寄せられた。
調査は3月13〜23日、インターネットで実施し、279人が回答した。
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