「昨年と比べて収入が増えた」17.8%、世帯貯蓄額の平均は?給与が増えた

» 2023年04月27日 07時33分 公開
[秋月かほITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

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 昨年の同時期と比べて、収入が増えた人はどのくらいいるのだろうか。既婚の男女に聞いたところ「増えた」と答えたのは17.8%で、昨年(14.0%)から3.8ポイント増えていることが、明治安田生命保険(東京都千代田区)の調査で分かった。

photo 「家計に関するアンケート調査」の結果は?(画像はイメージ、提供:写真AC)
photo 昨年同時期と比較して、収入に増減はあったか(出典:プレスリリース、以下同)

 昨年同時期と比べて収入が増えたという人に、その理由を尋ねたところ「賃上げなどにより給料が上がったため」(42.3%)がトップ。次いで「昇格したため」(37.6%)、「残業代が増えたため」(18.3%)と続いた。

photo 昨年同時期と比較して、収入が増えた理由

世帯貯蓄額の平均は1478万円

 世帯での貯蓄額を聞いたところ、平均は1478万円で、2年連続で増加した(22年平均1408万円、21年平均1339万円)。貯蓄が増えた要因として、明治安田総合研究所のチーフエコノミスト、小玉祐一氏は「収入が上がる場合と将来の不安が増す場合があるが、今年に関しては、前者の前向きな貯蓄増という性格が強いのではないか」と見ている。

photo 世帯での貯蓄額

 貯蓄目的は「老後のため」(62.8%)と答えた人が最も多く、次いで「いざというときのため」(56.6%)だった。男女とも、50代以上になるとより老後を意識する傾向がうかがえた。

photo 貯蓄目的

 インターネットを使った調査で、20〜79歳の既婚男女1620人が回答した。調査期間は3月22〜28日。

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