4月16日からサブスクの利用が開始し、約1週間が経過した。反響については「メディアやSNSなどで話題を集めたため、サブスク購入者が想定以上に多かった」(筑間さん)と話す。
利用者の約8割が平日にクーポンを使用している。休日になると少し利用は減るものの、「想定よりも落ちなかった」(筑間さん)という。今後は実績を踏まえ、曜日や時間、買い合わせがどういう風に変化していくのか分析し、サービスの在り方を検討していく。
「平日は出勤先で購入し、休日はお出かけ先やご自宅の近辺で活用しているのだと予想しています。実際に使用してみて、サブスクがあるから土日来店するというケースも多いのではないかと感じています。コンビニとサブスクの掛け合わせが大変親和性の高いものなのだと実感していますね」(木村さん)
愛知県での導入はあくまで実証実験だ。今後は全国展開を視野に、3つの観点で分析・検証を進める。
1つ目は料金や品ぞろえ、機能などの「サービス面」、2つ目は「システム面」、3つ目はサブスクによる店舗の負担がどれくらい増えるのかという「オペレーション面」。この3つの観点から、購入者がどれくらいまで増えたら採算がとれるのか、といったことを検証していくという。
「今回は想定を超える反響でした。『サブスク』という形を取ったことが大きな強みとなり、Z世代の獲得にもつながりました。上の世代の方には『回数券』などという言い回しで伝えることもあります」(筑間さん)
「コンビニとサブスクはすごく親和性が高いと感じていた一方で、食品のサブスクは採算がとれるのか、と不安視する声も多く集まっていました。コンビニ×サブスクという形がどう機能していくのか、分析を進めていきたいです」(木村さん)
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