原材料高騰が続く中でも、通常よりお得にランチを提供し、多くのビジネスパーソンから支持を集める外食チェーンがある。各社のランチの戦略やメニューのこだわり、価格維持への企業努力を取り上げていく。
物価上昇などの影響から、小遣いが減ったビジネスパーソンも少なくないだろう。勤務日のランチ代は平均439〜564円というデータもある(エデンレッドジャパン「ビジネスパーソンのランチ実態調査」より)。昨今はコンビニの弁当も値上げが続いているため、日々のお店探しに困っている人も多いのでは。
本連載では、通常よりお得にランチを提供し、ビジネスパーソンから支持を集める外食チェーンを取材。ランチの戦略やメニューのこだわり、原材料費高騰が続く中での価格維持への企業努力を取り上げていく。
第4回目は、日本ケンタッキー・フライド・チキンが運営するケンタッキーフライドチキン(以下、ケンタッキー)の「ケンタランチ」について取材した。
ケンタッキーでは、定番のセットメニューをランチの時間帯限定で通常価格から100円引きで販売している。1番安い商品だと、「ランチS(チキンビスケット)」はオリジナルチキン、ビスケット、ポテトS、ドリンクMが付いて550円。その他にも「チキンフィレバーガー」のセットは650円、「てりやきツイスター」のセットは620円で提供する。
ケンタランチは2018年7月に期間限定でのキャンペーンとして登場。20年1月からは定番メニューとして展開している。メインターゲットは「ファストフードやハンバーガー店を日常的に利用しているが、ケンタッキーは利用したことがない/あまり利用しない人」だそう。
日常的に、なるべく広い機会・タイミングで利用してもらうために平日に限定せず毎日提供。また、午前10時〜午後4時と広い時間設定にした。
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