利用しない理由を尋ねたところ、「どの商品を購入してよいか分からない」(27.2%)が最も多く、以下「投資に回すお金がないから」(25.0%)、「手続きが面倒だから」(24.6%)と続いた。利用していない背景には、商品の選択や手続きへのハードルの高さがあることがうかがえる。
一方、利用している人に始めたきっかけを聞いてみると、43.5%が「インフレが進む中、預金では損をすると思うから」と回答した。その他「税制優遇があって得だから」(37.6%)、「将来に向けてお金を増やしたいから」(34.1%)といった声が聞かれた。
勤めている会社の制度に、企業型確定拠出年金(企業型DC)、確定給付企業年金(DB)があるか尋ねたところ、「企業型確定拠出年金がある」「確定給付企業年金がある」「両方ある」は、合わせて15.1%だった。一方、「両方ない」は38.0%、「分からない」も38.0%と、資産形成への興味関心の薄さや、企業が制度を設けていても従業員に周知が行き届いていないことが見て取れた。
調査は4月11〜12日、20〜70代の男女357人を対象にインターネットで実施した。
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