飲料メーカー大手のキリンビバレッジは、湘南工場(神奈川県寒川町)の見学施設を一部リニューアルし、体験型の「午後の紅茶ツアー」を6月6日からスタートすると発表した。人気ブランドの世界観を五感で楽しめる施設に改装し、来場客への提供価値向上を図る。
キリンビバレッジは湘南工場を一部リニューアルし「午後の紅茶ツアー」を6月からスタートする(同社Webサイトより)
湘南工場は6月、操業開始50年を迎える。午後の紅茶ツアーは、実際に製造で使用している設備を工場見学用に再現したものを間近で観察できるなど、これまでも高い人気を誇る。
今回、体験型の要素をより取り入れようと、茶畑で茶かごを背負っているような体験が楽しめるフォトスポットなどを増設。従来から人気の高いペットボトル容器の製造体験に加え、新施設「バーチャルファクトリー」で製造工程を臨場感のある映像で見学することができるようにした。
製造工程を臨場感のある映像で見学できる新施設「バーチャルファクトリー」(プレスリリースより、以下同)
施設見学後は「午後の紅茶」で使用する紅茶葉の香り体験と、ツアーガイドの解説を聞きながら「午後の紅茶」を飲み比べるテイスティングも提供する。
ツアーは参加費無料。事前申し込みが必要で、5月12日から予約受け付けを開始する。
キリンビバレッジ湘南工場の入り口(イメージ図)
また20年3月以降休止していた小学校の社会科見学を対象にした「キリンビバレッジ湘南工場 社会科見学」も9月1日から再開するとしている。
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