映画『ハリーポッター』の世界観を表現したテーマパーク「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(東京都練馬区、以下「スタジオツアー東京」)の開業が6月に迫る中、西武鉄道は5月16日、西武池袋線「池袋駅」「豊島園駅」のリニューアル完成を記念したフルラッピング電車「スタジオツアー東京エクスプレス」の出発式を行った。開業に向けたPRを図るとともに、沿線のにぎわいや価値向上を目指す。
同社は6月のテーマパーク開業に向け、池袋駅と豊島園駅をハリーポッターの世界をイメージした内装にリニューアルする工事を進め、4月下旬に工事を終えて供給を開始した。
この日は新たに、池袋駅1番ホームに、映画に登場する「キングス・クロス駅と同じ時計」がお披露目された。リニューアルを記念してワーナーブラザース社が寄贈したもので、「スタジオツアー東京」に設置されているものと同じデザインとなる。一方、池袋駅に設置されているものは反時計回りに回転し、魔法の世界観を演出する。駅の新たなシンボルとなりそうだ。
また、豊島園駅では、利用者に「非日常のエッセンス」を体感してもらうことを目的に、駅舎上部にLEDビジョンを設置。魔法の世界と四季を連想させるようなアニメーションの放映を始めた。
フルラッピング電車「スタジオツアー東京エクスプレス」は、20000系車両3編成に、映画に登場する「禁じられた森」を背景にした主要キャスト「ハリー」「ハーマイオニー」「ロン」3人のイラストをあしらった。編成にこのデザインを施し、池袋駅と豊島園駅の間をメインに運行する。
西武ホールディングスの後藤高志・CEOは「スタジオツアー東京は国内だけでなく、海外からも注目されている施設。全世界のハリー・ポッターファンの皆さまに池袋駅からこの世界観に没入してほしい」とコメントしている。
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