原材料高騰が続く中でも、通常よりお得にランチを提供し、多くのビジネスパーソンから支持を集める外食チェーンがある。各社のランチの戦略やメニューのこだわり、価格維持への企業努力を取り上げていく。
物価上昇などの影響から、小遣いが減ったビジネスパーソンも少なくないだろう。勤務日のランチ代は平均439〜564円というデータもある(エデンレッドジャパン「ビジネスパーソンのランチ実態調査」より)。昨今はコンビニの弁当も値上げが続いているため、日々のお店探しに困っている人も多いのでは。
本連載では、通常よりお得にランチを提供し、ビジネスパーソンから支持を集める外食チェーンを取材。ランチの戦略やメニューのこだわり、原材料費高騰が続く中での価格維持への企業努力を取り上げていく。
第5回目は、すき家のランチセットについて取材した。
すき家では午前11時〜午後2時限定で、3種のランチセットを提供している。「牛丼ランチセット」は牛丼・サラダ・みそ汁がセットで550円、「牛丼シーザーサラダランチセット」は牛丼・シーザーサラダ・みそ汁がセットで600円、「牛丼Wセットランチ」は牛丼にミニカレー、みそ汁が付いて650円だ(全て牛丼並盛の場合)。
牛丼ランチセットは通常より「40円」、牛丼Wセットランチは「220円」安く提供している。
平日は会社員の利用が多いが、土日は手早く食事を済ませたい人や家族利用など、幅広い客層を獲得している。
同社は2019年10月からランチの提供を開始。内容は適宜見直しを行っており、現状のメニュー設計になったのは22年11月16日から。同日より、ランチメニューのテークアウトも開始した。
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