これは実に残念なことなのですが、迷惑動画の影響により「スシロー」などでは、回転レーン上に寿司を流さなくなっています。基本的にタッチパネルで注文した商品のみを、専用レーンなどで提供するスタイルなので、レーン上の寿司を見て「あ、おいしそうだから取ってみよう」というシーンが減っています。
他の大手チェーンでいうと、はま寿司では注文した商品を専用レーンで各テーブルに直接届ける店舗を戦略的に増やしているので、回転レーンがどんどん減っています。
くら寿司では回転レーン上に寿司を流すことにこだわっています。寿司を守るカバーを導入しているので、迷惑行為を防ぎやすいという面もあります。また、会社の方針として回転寿司のエンタメ性を重視しているので、迷惑行為を防ぐ「新AIカメラシステム」も全店に導入しています。
初めて家族で回転寿司チェーンを訪れた際、子どもたちが競うようにして回転レーン上の寿司を取っていた光景を記憶しています。現在、このエンタメ性が楽しめる大手チェーンはくら寿司だけとなっています。スシローでもかつてのような光景が復活することを切に願っています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング