実際に展示を見た人は、多くの人が「なにこれ!?」「なんで人(マネキン)が!?」といった驚きの声を上げていたという。
展示の趣旨に興味をもってサインパネルをじっくり見る人もいれば、ショーウィンドウを背景に写真を撮る人もいた。広報担当者は「『水槽にマネキンが入っている』という意外性が多くの方の興味を惹(ひ)きつけたのは間違いないと思っている」とコメントした。
水槽内を工事する際にはどういった対応をすることが多いのか。通常は、工事中の様子が分からないように囲い(目隠し)をする。また、急に水槽内の生き物がいなくなった場合には、すぐに別の生き物を展示するといった対応をしてきたという。水槽内に商品を展示した事例は過去にはなく、海遊館にとって初めての試みだった。
展示が終わったグレート・バリア・リーフ水槽では工事が進んでいるが、閉鎖している間でも利用客を楽しませるために、海遊館では5月29日から「グレートバリアリーフまちがいさがし」を実施している。これは、水槽2面を活用し、高さ2メートル超の間違い探しができるようにしたもの。グレートバリアリーフの写真をモチーフに、全ての違いが現地の環境問題やサンゴ礁の特徴などに基づいているという。利用客から見て左側が「課題」、右側が「理想」の姿になっている。答えをQRコードから見ることで、「グレートバリアリーフへの理解と環境問題への気付きが促進される事を期待している」(広報担当者)。
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