「缶切りの使い方を知らないなんて」 飲食店の8割がZ世代の従業員に“世代間ギャップ”電話にでない(1/2 ページ)

» 2023年06月08日 10時25分 公開

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 飲食店に特化したリサーチサービスを運営するシンクロ・フード(東京都渋谷区)は、飲食店経営者・運営者を対象に「Z世代(1996〜2012年生まれ)の従業員との関わり方」についてアンケート調査を実施した。「Z世代の従業員に対し、世代間ギャップを感じたことがある」と答えた飲食店経営者は、81.1%にも上ることが分かった。

photo シンクロ・フードは「Z世代の従業員との関わり方」についてアンケート調査を実施した(画像はイメージ)
photo 「Z世代」の従業員と世代間ギャップを感じたことはありますか?(出所:プレスリリース、以下同)

 世代間ギャップを感じたことがあると答えた人に、具体的なエピソードを聞いたところ「缶切り、栓抜きを使ったことがない」(洋食店)、「コーラなどの瓶の開け方を知らない」(専門料理店)など。缶切りや栓抜きなどの使い方を知らなかったという声が聞かれた。

 また「電話(口頭)での報連相が苦手」(専門料理店)、「電話での連絡を嫌い、LINEなどのツールで行う」(居酒屋)、「電話の出方が分からないので、基本的に電話には出ない。出たとしても『ちょっと待ってください』と言って保留もせずに受話器を渡してくる」(カフェ)など「電話が苦手」という声も多かった。

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