ダスキンは6月8日、運営する「ミスタードーナツ」において新商品「白いポン・デ・リング」全4種を期間限定で発売すると発表した。販売期間は6月14日〜8月下旬としている(順次販売終了予定)。ポン・デ・リング誕生20周年を記念して開発した。
通常のドーナツは店内でフライする際に揚げ色がつき、香ばしい風味が生まれる。一方、新商品は独自のドーナツ生地を開発することで、揚げても白さを維持できるようにした。
通常のポン・デ・リングが「もちもち」食感なのに対し、白いポン・デ・リングは、やわらかくてもっちりとした「やわ、もっちり」食感となっている。また、ちぎった際に生地が伸びるのを目でも楽しめるようにした。
期間限定で販売するのは「白いポン・デ・リング」(テークアウトで172円、以下同)、「白いポン・デ・カスターアーモンド」(216円)、「白いポン・デ・みたらし」「白いポン・デ・白あん」(いずれも194円)だ。白いポン・デ・リングをベースに、さまざまなトッピングをしてバリエーションを広げた。
商品企画の担当者によると、開発のきっかけは「20周年を機に驚きのある見た目のポン・デ・リングをつくりたい」と考えたことだという。実は十数年前に、白いドーナツ生地を使った商品開発にチャレンジしたことはあった。しかし、当時の技術力ではフライ後も生地の白さを維持できなかったという。その後、いくつもの商品を手掛ける中で技術力が向上してきたため、開発に成功した。
加熱調理しても見た目の白さが維持されている商品としては、白いパンや白いたい焼きなどが挙げられる。担当者によると、これらの商品は低温にしたり、加熱時間を調整したりすることで白さを実現しているという。一方、ミスドの場合は、店内のドーナツ用の設備を使って製造する必要がある。白い生地をこねあげ、フライしてもしっかりとした白さを維持するために、開発には2年かかったという。他の限定商品などは、開発期間が半年〜1年程度だ。
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