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「育児中社員のフォロー限界で辞職」に、企業はどう対応すべきだったのか(1/3 ページ)

» 2023年06月16日 07時00分 公開
[濱川太一ITmedia]

 4月、ある匿名のブログ投稿が話題になった。タイトルは「育児中社員の仕事巻き取るの限界すぎて会社を辞めた」。

 育児中の同僚の業務を負うことになったという投稿者。子どもの世話のため「週の半分以上は遅刻、中抜け、早退」「大事な会議も当日欠席」する同僚と、必要な手立てを講じない企業への不満を募らせ、「もうダメだ。もう嫌になった」とし、離職を選択したとつづっている。

 記事には1000件以上のブックマークがつくなど、大きく話題に。共感の声や、育休取得者だという読者から「私の引き継いだ人も休職してしまい、申し訳ない」といったコメントもあった。

 育休を取る社員には周囲のフォローが欠かせない。フォローに回る同僚を疲弊させないために、企業はどのような手立てを講じるべきなのか。

育休取得者のフォローに回る同僚を疲弊させないために、企業はどのような手立てを講じるべきなのか。画像はイメージ(ゲッティイメージズ)

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