埼玉県の「住みここちランキング」 3位「越谷レイクタウン」、2位「さいたま新都心」、1位は？：住みたい街は（3/3 ページ）

[サトウナナミ，ITmedia]

住みここち（自治体）ランキングの結果

　「住みここち（自治体）ランキング」については、顔ぶれに大きな変化はなく、5位までは昨年と同じ順位となった。1位は、5年連続で「さいたま市浦和区」、2位も5年連続で「さいたま市中央区」がランクイン。3位は、3年連続で「さいたま市大宮区」となった。

　「さいたま市浦和区」は埼玉県庁や裁判所などの行政機関が集積している行政の中心地。区内には浦和・北浦和・与野のJR線の3駅がある。また、美術館などの文化施設や進学校が多い文教地区でもあるほか、Jリーグ「浦和レッドダイヤモンズ」の本拠地としても有名な地域だ。関東大震災以降、東京に近いベッドタウンとして開発され、現在でも良好な住環境が維持されている。

　居住者からは、「さいたま新都心までクルマも自転車も通行禁止の遊歩道があるので、犬の散歩や子どもとの散歩など危険がなく気軽に出られる。さいたま新都心まで徒歩15分なのでとても便利」といったコメントが寄せられた。

さいたま新都心　高層ビル 第一合同庁舎（写真はイメージ、提供：写真AC）

　2位の「さいたま市中央区」は、さいたま市の中西部に位置し、駅周辺はイオンモール与野などの大型ショッピングセンターがあり、買い物に便利な街となっている。JR線北与野駅、南与野駅、与野本町駅の3つの駅があり、交通利便性が高い地域であるほか、さいたまスーパーアリーナがあることでも有名な場所だ。

　3位の「さいたま市大宮区」には、全国有数のターミナル駅である大宮駅が位置する。駅周辺には、各種商業施設やオフィスビルが集積。また、大宮南銀座は、埼玉県最大級の歓楽街として有名だ。区内には、桜の名勝地である大宮公園や大宮アルディージャのホームグラウンドであるNACK5スタジアムなどがある。

　4位以降は「さいたま市南区」、「和光市」などがランクイン。10位には昨年12位だった「ふじみ野市」が順位を上げてランクインした。

住みたい街（駅）ランキング（大東建託調べ）

　調査は、19〜23年の間に埼玉県居住の20歳以上の男女4万5157人を対象にインターネットで実施した。