消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
不動産メディアを運営するAZWAY(東京都豊島区)は、「家と通勤時間」についてアンケートを実施した。全国の男女500人に通勤・通学(以下、通勤)にかかる時間を聞いたところ、1位は「30分未満」(210人)だった。「賃貸」と「持ち家」どちらの住居形態でも同様の順位になり、住居形態によって通勤時間に差がないことが分かった。
2位が「10分未満」(87人)、3位が「45分未満」(78人)だった。通勤の方法は「電車」「車」「徒歩」など人によって異なるものの、大半が1時間以内に収まっていることがうかがえた。
理想の通勤時間を尋ねたところ、「30分未満」(288人)がトップ。次いで「10分未満」(166人)、「45分未満」(24人)だった。10分未満よりも30分未満のほうが多く、単純に短ければ短いほど良いというわけではなかった。
通勤に片道2時間かかる家と、徒歩10分の家がある場合、毎月の支払いがいくら安ければ2時間の家を選ぶかを聞いた。1位は「10万円以上安くても厳しい」(161人)、2位は「5万円」(100人)、3位は「3万円」(77人)だった。
多くの人が「2時間の通勤」に対し後ろ向きな意見を持っていることが分かった。「理想の通勤時間」についての質問でも、「45分以内」以降を選んだ人は少なく、「1時間以上でも構わない」を選んだ人は500人中わずか2人だった。
通勤の不満について、電車の場合「ラッシュの混雑さ」「座れないこと」「迷惑な人がいること」「遅延」などが挙げられた。一方、クルマの場合は「渋滞がストレス」「同じ道で飽きる」などの意見が挙がり、それぞれストレスを感じていることがうかがえた。
今回の調査は、10〜60代以上までの男女を対象に、インターネットで行った。期間は4月6〜9日、有効回答数は500人。
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