消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
進路情報メディア「スタディサプリ進路」を運営するリクルート(東京都千代田区)は、「お小遣いに関するアンケート」を実施した。高校生が1カ月にもらっているお小遣いの平均金額は「4950円」だった。2022年の平均金額「5582円」から632円減少した。
現状のお小遣いの満足度については、55.1%が「満足している」と回答した。22年の調査で「満足している」と答えたのは62.9%だったので、7.8ポイント減少した。
「満足している」と回答した人からは「特に使うものがないので。お年玉も貯まっているので、足りないときはそこから出してます」「部活と勉強で忙しく、遊びに行くこともあまりないので使い道がないから」などの意見があった。
一方「不満あり」と回答した人からは「参考書の値段が高いから買おうと思うとちゅうちょしてしまう」「推し活に使いたいけど兄弟が多いので、お小遣いを上げてもらえない」「運動部なので部活が終わったあとに飲み物を買うと、お金がいつの間にかなくなってる」などの声が寄せられた。
生活の中で物価上昇やインフレの影響を感じるかと尋ねると、85.2%が「感じる」と回答した。特に「学食や校内に置いてある自販機の飲み物が高くなった」などの声が多数寄せられた。
調査は4月20〜23日、全国の高校生男女を対象にインターネットで実施した。有効回答数は644件。
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