6月中旬から、突如ネット上で「就職氷河期世代」が話題となった。
政府が16日に閣議決定したした本年度の「骨太の方針」の中で、「退職一時金課税制度を見直し、労働移動を促す」ことが盛り込まれたことから話題になったようだ。SNSを中心に「ロストジェネレーション」とも呼ばれた就職氷河期世代がいかに時代に翻弄(ほんろう)され、人生のあらゆる面で貧乏くじを引かされてきたのかを嘆くコメントが多く見られた。
特に、新卒就活時に氷河期真っ只中であった世代の方々が「難関大学在籍でも、数百社に応募してようやく中堅規模の会社に内定を得るのがやっと」「中位未満の大学在籍者にはそもそも会社説明会の案内が送付されず、応募さえできなかった」といった苦い体験をシェアしていたのが印象的だった。
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