ホンダが18年10月に母親207人を対象に実施した調査では、75.3%が「子どもが泣くことを心配して、外出が面倒になる」と回答した。そこで同社は「胎内音に近い音が新生児の鎮静効果に役立つ」という点に着目。子宮内の音に母親の血流音や心音などの低い周波数を多く含む中、ホンダの自動車のエンジン音も250Hz以下の低い周波数を含んでいることが分かった。
その後、「シビック」(93年モデル)、「インサイト」(99年モデル)など37車種を選定し、周波数を調べた結果、「NSX」のエンジン音が胎内で聴こえる周波数に最も近いことが判明した。
結果に基づき、クッションにスピーカーを入れる形で、泣いている状態の赤ちゃんにエンジン音を2分間聞かせる実験を行った。表情や心拍数の変化を記録したところ、生後半年〜1歳半の男女の赤ちゃん12人のうち、11人に泣き止むなどの効果がみられた。11人中7人は心拍数も安定したことも分かった。この結果に専門家も「車のエンジン音には鎮静効果があったとみられる」とコメントしている。
同商品は、異業種とのコラボや、家族に移動の喜びを与え、親子の成長過程に寄り添う商品という点が評価され 「日本おもちゃ大賞2023 エデュケーショナル・トイ部門」の大賞を受賞した。販売元のタカラトミーアーツは発売を前に、自社の公式ECサイトで予約を受け付けている。希望小売価格は8250円。
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