2023年3月期決算から「人的資本の情報開示」が義務化された。独自の人的資本経営をしている企業にとっては、どういった情報を開示すべきなのか、悩みの種となっているところも少なくないだろう。企業は人的資本に関する情報をどう投資家に伝えるべきなのか。
投資家を含む各ステークホルダーにとって、最大の関心事は「つまり、この取り組みで会社の(財務)価値は上がるのか?」に尽きる。
損害保険ジャパンを中核に持つSOMPOグループは、社員一人ひとりが個人的なパーパスを設定する「MYパーパス」などに取り組んでいる。そしてその取り組みが、いかにして財務価値につながるのかを示した「人的資本のインパクトパス」を公開した。
前編【SOMPOグループが描くパーパス経営 「個」にフォーカスする独自の人材戦略とは】に続き、SOMPOホールディングスでグループCHRO執行役専務を務める原伸一さんに話を聞いた。
原伸一 1988年、安田火災海上保険(現損害保険ジャパン)に入社。約20年にわたり資産運用部門の最前線(NY駐在を含む)にて国内外の株式投資等に従事した後、IR室長や海外事業企画部長を経て、2019年にSOMPOホールディングス株式会社グループCHRO執行役常務に就任。2022年4月からはグループCHRO執行役専務(現職)を務める。MYパーパスは「社員が幸せな会社を創る」
SOMPOグループが描くパーパス経営 「個」にフォーカスする独自の人材戦略とは
10年の海外赴任で業績をV字回復 味の素CEOが人材投資に力を注ぐ理由
味の素CEOが語る「ピラミッド型のイエッサー文化」から脱却する組織論
本田宗一郎が「すぐにやれ」と命じたこと ホンダ倉石誠司会長に聞く
デンソーが役員報酬にESG指標を反映 “信賞必罰”の制度に迫るCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング