1978年6月16日、後に世界的に大ヒットするアーケードゲームが産声を上げた。それは「スペースインベーダー」。今年で誕生45周年を迎え、開発元のタイトー(東京都新宿区)は同日を「スペースインベーダーの日」とし、記念すべき年を盛り上げる取り組みを進めている。70年代当時、日本では若年層を中心に空前の大ブームとなったが、ヒットの要因は「双方向」という画期的なシステムを採用したことにある。
スペースインベーダーは、タイトーが企画・開発・販売した業務用アーケードゲーム機。その名の通り、侵略してくる宇宙人を迎撃する内容で、シューティングゲームの先駆けとして知られる。「アップライト筐体」と「テーブル筐体」の2種類があり、ゲームクリエイターの西角友宏氏が開発を手掛けた。
発表後またたく間に、テーブル筐体を多く設置した「インベーダー喫茶」や、店内の全ゲームをスペースインベーダーにしたゲームセンター「インベーダーハウス」と呼ばれる店も続々と誕生。当時のサラリーマンを中心に巻き起こった熱狂的なブームは社会現象になり、「名古屋撃ち」「レインボー」といったオリジナル攻略法や裏ワザが編み出されるなど、各地で大ブームを巻き起こした。
なお、家庭用ゲーム機の代名詞となった任天堂「ファミリーコンピュータ」(ファミコン)の発売は1983年7月15日。こちらも今年で誕生40周年という記念すべき年となる。
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