この記事は、Yahoo!ニュース個人に2月5日に掲載された「PS5 なぜ2年も品不足に苦しんだのか」に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。
抽選販売が続くなど、異例の対応が続いたソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション 5」(PS5)が、ここにきてようやく通常の販売に戻りつつあります。なぜPS5は、2年以上も品不足に苦しんだのでしょうか。3つのポイントを挙げて考察します。
PS5は、世界で1億1000万台以上を売ったPS4の後継機です。高性能ながら価格設定も抑えており、新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり需要」も加わって、発売前から注目を集めました。
発売前の予約受付時、一部のネット販売では、本来の価格の10倍にあたる「50万円」で売り出され、間違えて注文する人が出るほどでした。
品不足は、高い需要に対して、供給が足りないと発生します。しかし人気を見越して商品を作りすぎると、在庫リスクにもなる上、商品が売れ残っているように見えます。いかに需要を読んで、適切な商品を供給できるかです。
PS5は、5万円以上する高額商品にもかかわらず、約2年で世界累計3000万台以上を出荷したものの、それでも抽選販売をするほど“品薄”になっていたわけです。
今回の品不足には、複合的な要因がありますが、状況が立て続けに悪く出たのも大きいでしょう。3つの要因にまとめてみました。
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