保険金の不正請求をはじめとするトラブルを巡り、中古車販売大手のビッグモーターが厳しい批判にさらされている。
同社は7月25日に謝罪会見を開いたものの、組織的な不正や経営陣の関与を否定したことなどの影響で、かえって世間の批判は強まったようだ。
記事の前編では、この謝罪会見の問題点を(1)「沈黙を貫いて批判をやり過ごし、事態の鎮静化を待つ」姿勢、(2)経営者から感じる、強い「他人事感」と「責任回避」、(3)経営とガバナンスの機能不全の3つに分けて解説した。
後編となる本記事では、この会見で兼重宏行社長(26日に辞任)は何をどう伝えればよかったのかについて、考察する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング