住宅情報サイトを運営するLIFULL(東京都千代田区)は、計画されながらも実現していない鉄道路線に関する調査を実施した。関西の主要な12の「未成線」で、実現してほしかった路線を尋ねたところ「関西リニア構想」(393人)が最も多いことが分かった。
関西リニア構想は、大阪市中心部と関西国際空港をリニアモーターカーで結ぶ構想。実現すれば、現在30分以上かかる大阪中心部と関西空港を10分台で結ぶとされていたが、新たな関空アクセスを担う新線「なにわ筋線」の計画が進み「未成線」となった。
関西リニア構想を選んだ人からは「空港の利用がはるかに便利になる」「関空専用路線で運用してもらえればアクシデントや事故による遅延が減りそう」などの声が寄せられた。
2位は、宝塚と有馬を結ぶ鉄道「箕面有馬電気軌道(現:阪急電鉄)有馬線」だった。有馬温泉には大阪から電車で神戸または三田を経由してアクセスできるが、この路線が実現していたら大阪から直接アクセスできていたことになる。
アンケートでも「有馬温泉は近いが、行きにくい」「既存路線は通勤色が強く観光気分にならない。新線に観光特急を走らせてほしい」などの声が寄せられている。
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