映画『スーパーマリオ』興行収入、ゲーム原作で歴代1位 IP関連収入が約3倍に任天堂決算

» 2023年08月03日 17時30分 公開
[ITmedia]

 任天堂は8月3日、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(スーパーマリオ)の世界興行収入がゲーム原作の作品として歴代1位になったと発表した。7月末時点で累計13億4900万ドルに達した。2023年4〜6月期決算では、作品の世界的ヒットでIP(知的財産)関連収入が前年同期比190%増となった。

photo 映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(出典:公式Webサイト)

ゲーム原作映画として歴代1位の興行収入 本業にも波及

 劇場版スーパーマリオは、4月に国内外で上映を開始。発表によると、全世界で累計1億6810万人が鑑賞した。同社は「ゲーム専用機ビジネスを主に展開する日本、北米、欧州、豪州にとどまらず、南米やアジアでも幅広い年齢層が視聴した」としている。

 興行収入も好調だ。7月末時点で累計13億4900万ドルに達し、ゲーム原作の映画として歴代1位、アニメーション映画としても歴代2位を記録。23年4〜6月期決算では、同作の映像コンテンツ収入を計上したことで、IP関連収入が318億円(前年同期比190.1%増)に達した。

photo IP関連収入(出典:任天堂の決算資料)

 任天堂は「『スーパーマリオ』への関心の高まりで、マリオ関連タイトルの販売本数が伸び、アプリや関連グッズの販売など、幅広い分野でポジティブな効果が生まれた」とし「グローバルで『スーパーマリオ』というIPに愛着を持っていただく基盤づくりが進んだ」と振り返る。結果的に映画の好調が本業のゲーム事業にも波及したようだ。

photo 映画化の成果(出典:任天堂の決算資料)

 今後に向けては「ゲーム専用機以外でも、任天堂IPに触れていただく機会を創出し、事業全体の活性化につなげる。今後も映像関連の取り組みに注力する」と意欲を示している。

 同社の2023年4〜6月期決算は、売上高が4613億円(前年同期比50.0%増)、営業利益が1854億円(同82.4%増)。純利益は1810億円(同52.1%増)で同四半期では過去最高を更新した。映画のヒットに加え、5月に発売した「ゼルダの伝説」新作が寄与した。

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