スシローになかなか客足が戻らないようだ。運営元のFOOD&LIFE COMPANIESがこのほど発表した2022年10月〜23年6月期決算では、国内スシロー事業の売上収益は1497億円(前年同期比10.8%減)、セグメント利益は27億円(同76.4%減)と厳しい結果に。
背景には他の外食産業と同様に資源価格の高騰や円安の進行、物価高騰などがあるが、もう1つ「客数が復活しない」厳しい事情がありそうだ。
消費経済アナリストの渡辺広明氏は「相次いだ迷惑動画の対応で寿司をレーンで回転させる事を停止し、タッチパネルによる注文制に絞り込んだことが、客離れの一因になっているのでは」と分析する。スシローが客足回復に苦戦する原因を考えてみよう。
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