「明るさ」と「公平さ」、部下のやる気が上がる上司はどっち?
答えは、圧倒的に「公平さ」です。理由を説明するために、チームでマンモスを獲っていた狩猟時代の話をしましょう。現代を生きる私たちの脳の仕組みの土台には、狩猟時代を生きていた先祖の暮らしの習慣があるからです。
シベリアの平原。あなたは狩猟チームの一員として、マンモスの狩りに参加しています。うまく獲物を岩場に追い込み、仕留めることができました。ここから肉の分配が始まります。
チームメンバーの働きはさまざまです。
危険を冒してマンモスに致命傷を与えた人、狩りやすい猟場に追い込んだ人など、マンモスを狩るために効果的な働きをした人たちがいる一方で、危険を避けて遠巻きに見ていた人、槍は投げたものの当たらなかった人など、成果を出せなかった人たちもいます。
前者の人と後者の人に、成果ではなく、猟に参加したという理由で平等に肉を分けるのは、公平ではありませんよね?
もし、リーダーが「皆、平等だから」と言い出したら、チーム内に不満がくすぶり、次回以降の猟はうまくいかなくなるはずです。
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