チームのメンバーがリーダーに求めるのは、1人ひとりの働きに応じた公平な分配をすることです。公平性が保たれれば、優秀な狩猟者は満足し、さらにチームに貢献するため頑張るでしょう。
彼らがチームに定着し、活躍すれば、より多くの獲物を得ることができるので、あまり猟が得意ではないメンバーにも十分に肉が行き渡るようになります。公平であることはすべてのメンバーに恩恵をもたらすのです。
実はこうしたチームの成り立ちは、現代の企業でも基本的に変わりません。
「パレートの法則」曰く、会社の売り上げの8割は優秀な2割の社員が生み出しているため、リーダーは成果に応じた報酬を彼らに提供して、組織に定着してもらう必要があります。有能な彼らが組織に残り結果を出せば、会社が大きくなり全体の給与も上がるなど、残り8割の人にも恩恵が行き渡るのです。
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