仕事とプライベートを両立できる仕事 「ライター」「医療系専門職」を抑えた1位は？

[サトウナナミ，ITmedia]

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　働き方改革の推進により「仕事にやりがいを持ちつつ、プライベートも充実させたい」と考える転職者が増加傾向にある。仕事とプライベートを両立できる仕事はどういったものがあるのだろうか。ビズヒッツ（三重県鈴鹿市）が「プライベートと両立できている仕事に関する意識調査」を実施した。

プライベートと両立できている仕事に関する意識調査

　プライベートと両立できている仕事の1位は「事務職」（128人）だった。2位「医療系専門職」（29人）、4位「製造職・ライン工」（23人）、5位「販売職」（20人）など、シフト制で勤務時間が明確な仕事が上位に入る結果となった。

プライベートと両立できている仕事（ビズヒッツ調べ）

　事務職の人からは「不動産関連の事務。しっかり休みがあり、残業もほとんどないため予定が立てやすい」（35歳 女性）、「事務のパート。座ったまま仕事できて身体があまり疲れずに済むので、仕事後や休みの日も元気に過ごせる」（40歳 女性）といったコメントが寄せられた。

　プライベートと両立できる仕事の条件は何か。最も多い回答は「労働時間の調整がしやすい」（165人）だった。「休みを取りやすい」（136人）、「残業・休日出勤が少ない」（135人）と続き、労働時間や休日に関する項目が上位にランクインした。

プライベートと両立できる仕事の条件（ビズヒッツ調べ）

　回答者からは「自分の予定に合わせて、仕事の日程を組めるところ」（43歳 男性）、「子どもの体調不良など、急な休みにも快く対応してもらえる」（29歳 女性）、「残業があまりなく、急な休日出勤がないこと」（28歳 女性）などの意見が集まった。

　プライベートと仕事を両立するためにしていることは「プライベートに仕事を持ち込まない」（126人）が最多だった。2位は「勤務中は仕事に集中する」（89人）、3位は「プライベートをしっかり楽しむ」（79人）と続いた。

プライベートと仕事を両立するためにしていること（ビズヒッツ調べ）

　回答者からは「休み前に仕事で失敗などがあっても、休み中は引きずらない。次の勤務日にしっかりと反省する」（31歳 女性）、「お客さまと関わる仕事なので、勤務時間は仕事のことしか考えない」（29歳 女性）など、プライベートと仕事を分けるための工夫が多く寄せられた。

　また勤務時間が短くなればプライベートの時間も増えることから「仕事で外に出るときは、アポイントを複数入れて、効率よく回る」（27歳 男性）といった「仕事を効率化する」「残業しない」という工夫をしている人も多く見られた。

　調査は7月20日〜8月6日にインターネットで実施。仕事とプライベートを両立できていると感じている男女483人（女性316人／男性167人）から回答を得た。