【開催期間】2023年8月22日(火)〜9月10日(日)
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7月の訪日外客数は200万人を超え、インバウンドはコロナ前に迫る盛り上がりを見せている。
一方で、ここ数日の間に大きく方向転換したのが中国の動向だ。ここまで毎月プラス10万人のペースで訪日中国人が増加していたものの、日本政府による福島第一原発の処理水放出の決定に対し、中国側が猛反発。すでに日本産の水産物の輸入を全面的に停止している。今後は国家間の往来にも影響を及ぼしかねない。
果たして今後のインバウンド市場はどうなるのか、現時点の最新状況をお伝えする。
日本政府は8月22日、福島第一原発の処理水を海洋放出することを正式決定し、24日から放出を開始した。放出に際しては2年間の審査を経て、国際原子力機関(IAEA)からも「安全基準に合致している」との承認を得ている。
しかしこの決定に対し中国政府は「断固反対し、非難する」との声明を発表したほか、日本産の水産物の輸入を全面的に停止した。さらに福島県内の飲食店へ、中国語の迷惑電話が殺到する事態にまでなっている。
“中国版X(Twitter)”とも呼ばれるSNS「Weibo」では、24日当日のトレンドの上位は全て処理水放出に関するものだった。「もう日本に行かない」「日本産のものを使わない」といった投稿も多く見受けられた。
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