ドンキ社員にガングロギャルが痛烈ダメ出し!? 「ドンペン生誕祭」会議に集まった9人の女性ファンを巻き込む(2/3 ページ)

» 2023年09月09日 05時00分 公開
[昆清徳ITmedia]

ファンをどうやって集めた?

 ファンをどのようにして集めたのだろうか。まず、ドンキの公式X(元Twitter)アカウントで「ドンペン生誕祭の新しいグッズのアイデアを募集しています」と表明。すると、さまざまな人から反応があった。同社社員がアイデアの内容と過去の投稿内容などを分析し、企画会議に参加してもらいたいと思う人に直接メッセージを送った。

 会議に集まったのは全部で9人。高校生(保護者同伴で参加)から40代くらいまでのファンが集まった。全員が女性だったという。

会議の様子(出所:ドンキ公式Twitter)

 会議ではファンが発言しやすいようにさまざまな配慮をした。例えば、ドンキ側の参加人数は6人に絞っている。これは、参加者より人数が多くなると固い雰囲気になり、発言がしにくくなると考えたからだ。また、自己紹介タイムなどでは、各自のプライベートに必要以上に踏み込まないようにした。

 全体の流れは、自己紹介→ドンペンが好きになった理由→商品開発会議だ。ドンキ側の商品開発担当者らが「どんな商品がほしいか教えてください」と問いかけ、さまざまなアイデアが出た後、最終的に20アイテム程度に絞りこんだ。広報担当者によると、全員がドンペン好きという共通点があることから大いに盛り上がり、議論も建設的に進んだという。

会議の様子
会議の様子

 会議が終わった後、Webミーティングを別途実施した。絞り込んだ案をどのように進めていくか、商品部の社員が生産可能性も踏まえたうえで説明。ファンからは具体的なデザインなどに関するアイデアが寄せられた。

 開発する商品カテゴリーとしては「推し活グッズ」「身の回り身に着けグッズ」「ドンコグッズ」を設定。この3つのテーマにマッチする商品を選定している。

 特に推し活商品については、ドンペンファンの目線でほしいと思えるような内容にしていくという。

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