ドン・キホーテは、公式キャラクター「ドンペン」の誕生日である9月8日を記念して「ドンペン生誕祭」を開催する。さまざまなお祝い企画を9月8〜30日に実施するが、新しい試みとしてドンペングッズの商品を熱心なファンと一緒に企画した。“ドンペン愛”あふれるユーザーの意見をなぜ取り入れようとしたのか。ドンキの広報担当者に話を聞いた。
ドンペンは1998年に社内公募によって誕生したキャラクターで、当初はPOPの装飾の一部として利用されてきた。ドンキ1号店がオープンしたのは1989年なので、同社の成長とともに多くの利用客に親しまれてきた存在だといえる。
店舗のサイン、店内の販促物、公式Webサイトなどに登場するだけでなく、各地域のイベントにも参加。誕生20周年となる2018年には「ドンペンオフィシャルグッズコーナー」を店内に設置したこともあった。
広報担当者によると、若い女性がドンキ店内でドンペンTシャツを着用した姿をSNSに投稿し、大きな話題になったこともあるという。また、ドンペンサンダルがヒットするなど、ドンペンの人気が近年クローズアップされてきた。こうした背景があり、生誕祭を21年からスタートすることになった。
今年の生誕祭では、書籍『ドン・キホーテ公式 ドンペンとドンコの激ムズをこえた驚ムズまちがいさがし』(宝島社)の発売を記念したサイン会を開催したり、majicaアプリ会員限定「#ドンペン生誕祭2023限定キラキラシール」プレゼントキャンペーンを実施したりする。
また、公式YouTube「DonTube(ドンチューブ)」においてドンペングッズの新商品を発表した。「推し活バッグ」「ぬいぐるみ付シュシュ」「大容量サコッシュ」「マスコット付きコーム」などが23年冬に発売されるという。
実はこれらの商品には、ドンペンファンの声が反映されている。23年8月、東京・中目黒にある社屋で「ドンペンサミット2023」を開催。ファンと一緒に新商品の企画会議を実施したのだ。
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