消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
「職場がホワイトすぎる」「仕事を通して成長実感を得られない」――。
職場の「ゆるさ」を理由に転職を検討する若手社会人が増加している。企業側は若手の早期離職を食い止めるために、働きやすい環境づくりを進めているが、20代の若手社会人は職場のどのような点を「ゆるい」と感じているのか。就職情報企業の学情(東京都千代田区)が調査した。
仕事において、職場が「ゆるいと感じることがある」と回答した人は14.8%だった。「どちらかと言えばゆるいと感じる」は24.6%となり、これらを合わせると、4割に迫る結果となった。
回答者からは「ルーティーン業務ばかりで、なかなか成長できないと感じる」「数字へのコミットを重視されておらず、成果を上げても上げなくても評価が変わらない」「上司から指導されることがない」といった声が寄せられた。
職場が「ゆるい」と感じる点については「上司からの指導がない」が53.8%と半数を占めた。「雑用が多い」(34.2%)、「責任ある仕事を任されない」(32.5%)と続いた。
調査は8月17日〜31日に実施。同社が運営するWebサイトを閲覧者した20代社会人297人から回答を得た。
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