大東建託は、全国47都道府県に住む成人男女を対象に居住満足度調査を実施した。住みここち(都道府県)ランキング1位は「東京都」で、2位「神奈川県」、3位「兵庫県」と続いた。
4年連続で1位を獲得した東京都は日本の首都であり、行政機関や金融機関、研究機関において日本の中枢をなし、交通網も発達した国際的大都市。物価・地価は高いものの、交通利便性や生活利便性が高い。
また、因子分析の要素のひとつである「親しみやすさ」(=域外の人を受け入れやすいライトな人間関係)の評価がひときわ高い。
2位は昨年3位だった神奈川県。タワーマンションが立ち並ぶウォーターフロントの街「みなとみらい」をはじめ、山下公園・マリンタワー・港の見える丘公園・中華街といった観光スポットや、歴史や情緒のある鎌倉や自然豊かな葉山、江の島などもある。
3位には昨年2位の兵庫県がランクイン。県庁所在地である神戸市は山に囲まれた国際的な港町で、中華街や三ノ宮駅周辺ににぎわいがある一方、芦屋や夙川など高級住宅街や子育てしやすいまちづくりで有名な明石市もある。
4位は程よく自然があり食べ物がおいしく、暮らしやすい福岡県だった。五大都市圏の1つである福岡市はビジネス拠点であり、商業施設が充実している。
5位も昨年と同じく沖縄県となった。本島以外に石垣島や宮古島などの観光地も多く、豊かな自然や温暖な気候など、他の都道府県にはない街の雰囲気がある。またベッドタウンとしての住宅開発や、大型ショッピングセンターなども充実してきている。
住みたい街(都道府県)ランキング1位は、4年連続で「東京都」だった。同社は「日本の首都であるイメージの良さやステータス、交通の利便性、仕事の多さ、商業施設や娯楽施設の発展性などが人気の要因ではないか」と分析した。2位は「福岡県」、3位は昨年4位だった「沖縄県」、4位は昨年3位の「神奈川県」、5位は4年連続で「北海道」がランクインした。
調査は47都道府県に居住する、成人男女80万6722人(2019年調査8万7351人、20年調査17万2199人、21年調査18万1448人、22年調査18万175人、23年調査18万5549人の合計)を対象に実施した。
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