フラッツトゴシは23年4月に入居募集を開始し、9月中旬現在は、ほぼ満室に。募集告知はコクヨのWebサイトとメディア露出ぐらいだが、反響はいいようだ。ミスマッチが発生しないよう面談ではコンセプトへの共感度や、どんなチャレンジがしたいかを確認しているが、多くの人はコンセプトへの理解が深かったという。
年代は30代が最も多いが、20〜50代まで幅広い。男女比は2:1で男性が多い。勤務形態はバラバラで会社員もいれば、フリーランサーや起業家もいる。職種もお堅めからクリエイティブ系までバラエティーに富んでいるとか。
やりたいことへの挑戦度もまたグラデーションがあり、すでに実践を始めている人もいれば、「ちょうど何かを始めてみたいと思っていた」とこれからアクションをしたい人もいる。例えば後者の場合、すでに挑戦している人の様子を見て感化されるメリットもあるかもしれない。
多くの人が1人で入居しているが、中には夫婦で入居する人も。別のシェアハウスから移転してきたそうで、個室でプライベートは守りつつ、コミュニティーに所属して場所やモノ、情報などをシェアする暮らしが気に入っているという。
実際にスタジオを使って、イベントなどを開催した入居者や会員はまだいない。だが、中には「おからを原料にした麺を開発していて、いずれそれを振る舞うイベントを開催したい」と具体的なアイデアを持つ人がいるそうだ。
「スタジオをどう活用するといいのか、多くの人が様子見している状態かなと。まずは運営者主催のイベントを10月初旬に開催する予定で、『プロトタイプする暮らし』の先駆者のような方を招待して、ワークショップやコンテンツを盛り込みます。そこから活用の幅が広がっていけばいいですね」
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