東急大井町線の戸越公園駅から徒歩3分、下町感のある商店街の中にフラッツトゴシは位置する。コクヨ 経営企画本部 イノベーションセンター ライフスタイルユニットの荒川千晶氏に、同住宅の狙いや反響を聞いた。
一番の特徴といえるのが8つのスタジオ。地下1階、及び1階に「フィットネス」「クッキング」「ラウンジ」「1on1」「リモート」「ビューティ」「スナック」「ポップアップ(野外)」が入っている。入居者はもちろん、会員登録により誰でも使える場所として開放している(一部スタジオは事前審査あり)。
スタジオには、地域でのコミュニティー形成や交流を促進する役割もある。住宅を街に開くイメージだという。副業の拠点としても活用できるが、固定の曜日や時間にレンタルするようなテナントとは異なる。「実験的な場所として使ってほしい」と荒川氏は話す。
「生きる選択肢が増えている今、いつかやりたかったことに挑戦するための住宅を提供したいと考えました。人生のターニングポイントになるような暮らし方を提案できればいいですね」
コクヨでは、これまでオフィス文具や家具の販売、オフィスの空間設計を強みとして事業を展開してきた。しかし、ハイブリッドワークが進むにつれ「働く」と「暮らす」の領域の境界が曖昧になってきている。そんな変化を受けて、ライフスタイル領域でも新事業を始めようとフラッツトゴシが誕生した。
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