ノーベル生理学・医学賞に、コロナワクチンの開発に貢献した独ビオンテック社のカタリン・カリコ上級副社長(米ペンシルベニア大学特任教授)と、米ペンシルベニア大学医学大学院のドリュー・ワイスマン教授が選ばれた。
ノーベル生理学・医学賞に、コロナワクチンの開発に貢献したドイツの医薬品会社ビオンテックのカタリン・カリコ上級副社長(左)と、米ペンシルベニア大学医学大学院のドリュー・ワイスマン教授が選ばれた(2022年4月撮影:河嶌太郎)日本でも5月にコロナの感染症法上の位置付けが5類に変更され、コロナ以前の日常生活が戻ってきている。その要因の1つとしてメッセンジャーRNA(mRNA)を用いたワクチンが多くの人々に接種された状況が挙げられるだろう。
カリコ氏がmRNAワクチンを研究し、世界がコロナ禍から日常を取り戻せた背景には、苦難の研究者人生があった。困難にめげず信念を貫いて道を切り開いた姿勢は、多くの経営者のヒントになるだろう。女性としてキャリアを開拓したロールモデルでもある。
2022年4月、2人は国際科学技術財団が授与する「日本国際賞(Japan Prize)」の会見で来日していた。その際に語ったワクチン開発への道筋を紹介する。
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