日産自動車は10月11日、車中泊に特化した「キャラバン MYROOM」を発表した。今年で誕生50周年の「キャラバン」をベースに、自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込んで、リラックスできるクルマとして開発。2024年夏の発売を予定している。
外観デザインは、ブラックドアハンドルやブラックドアミラー、ブラックスチールホイールなどの専用パーツをそろえた。ボディカラーは専用色のサンドベージュ・ホワイトの2トーンなど4色を用意した。
インテリアは、木目をふんだんに使うことで「クルマの内装感」を排除。デザイナーズホテルのような空間デザインに仕上げた。
2列目の2in1シートには、表裏で硬さが異なるクッションパッド構造を採用した。乗車移動時は程よい硬さで乗り心地を、後部座席側に反転させる時は柔らかなソファーのような座り心地を提供する。スライドテーブルと組み合わせることで、部屋のような過ごし方を実現した。
車中泊用のベッドは「折りたたみベッド」「跳ね上げベッド」の2つから選択する。跳ね上げベッドは、ワンアクションで手を挟むことなくベッドを展開できる仕様だ。折りたたみベッドは2分割になっているため、用途に応じてアレンジできる。価格などの詳細は追って公表するとしている。
併せて、期間限定の特別仕様車「キャラバン MYROOM Launch edition」の注文受付も開始した。Launch editionは、車内カーテン、ウッドブラインド、AC100V電源、スポット照明付きの木目調ルーフパネル、ロールスクリーン、ルーフサイド間接照明が標準装備となる。希望小売価格は595万8700〜714万100円で、24年2月以降の引き渡しを予定している。
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