性別や学歴で相手を見てしまう、性別で仕事の役割を決める――。日本語で「無意識の思い込み」「偏見」などと訳される「アンコンシャス・バイアス」。日常や職場など、さまざまな場面において、こうした不適切な思い込みが潜んでいる。
無意識の思い込みに基づいた言動を受けたビジネスパーソンはどれくらいいるのか。ライボ(東京都渋谷区)が運営するキャリア調査機関「Job総研」が男女約800人から回答を得た。
職場で「結婚・育児・恋人」に関して、アンコンシャス・バイアスに「気をつけている」とした人は79.1%を占めた
年代別で見ると、40代の「気をつけている派」が83.1%で最多となり、次いで20代が79.7%、30代が76.8%、50代が76.5%の結果となった。
特に気をつけている話題は「既婚・未婚について」が50.8%で最多。「出産の予定」(45.3%)、「子どもの有無」(43.7%)と続いた。また、気をつけている会話相手について、最も多かったのは「異性の同じ地位/役職」で46.0%だった。
職場でアンコンシャス・バイアスな言動を受けたことが「ある」人は79.1%に上った。
年代別で見ると、30代の「ある派」が55.5%で最多となり、40代が54.0%、20代が50.4%、50代が41.6%となった。
アンコンシャス・バイアスな言動を受けた話題は「既婚・未婚について」が最多で33.7%。「彼氏/彼女の有無」(31.0%)、「子どもの有無」(28.0%)が上位の回答となった。言動を受けた相手について、最も多い回答は「同性の上司/先輩」で41.8%。
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