ドン・キホーテは10月26日、新しい弁当・総菜の新ブランド「偏愛めし」の発表会を開催した。11月1日から、全国のドンキ系列358店舗で順次提供を開始する。コンセプトは「みんなの75点より、誰かの120点」とした。尖った商品を投入することで差別化を図る。
新しい弁当・総菜には、商品開発担当者の強いこだわりが反映されている。
「欲望のままに作った厚切りロースのピラミッ丼」(646円)は、食べ応えのある厚さにスライスした豚ロースを180グラムも使用している。積み上げた肉をピラミッドに例えている。担当者は「私自身、焼肉弁当を食べるときに、肉が先になくなりご飯が余ることに不満を感じていました。また、物価高の影響で『いつも食べている弁当や総菜の量が減っているのでは?』と思うシーンが増えていました」と開発の背景を説明する。
「はみだしすぎィな鶏つくねおにぎり」(322円)は、80グラムあるつくねがおにぎりからはみ出しているのが特徴。どこから食べても、具とご飯を一緒に味わえるように設計した。担当者の「おにぎりの具がない部分が許せない」という気持ちが開発の出発点となっている。
「あんだく溺れ天津飯」(430円)は、しょうゆベースのだしとオイスターソースが香るあんを、容器極限まで増やした。最後の一口まであんに浸った天津飯を食べられるようにしている。「あんが先になくなり、白飯だけが残ることに悲しさを感じていた」(担当者)ことがきっかけで開発したという。
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