現在、リスキリングに取り組んでいる社会人が4割に上ることが、転職サイトを運営するエン・ジャパンの調査で分かった。社会人はリスキリングで何を学んでいるのだろうか。
リスキリングに「取り組んでいる」としたのは37%。「現在は取り組んでいない」は41%、「取り組んだことはない」は22%だった。
リスキリングに取り組むきっかけは「転職」が59%で最多。「昇進・昇格」(17%)、「人事異動」(4%)のほか、「特にきっかけはない」とする回答も18%に上った。
学習内容は「資格取得に必要な専門知識・スキル」(45%)、「職務にひもづく専門知識・スキル」(43%)が上位を占めた。「Excel・Word・PowerPointなどのPCスキル」は26%、「英語」は15%だった。
学習方法は「インターネット動画・学習サイトの視聴」(61%)がトップ。「読書」(40%)、「通信教育・e-ラーニングの受講」(22%)が続いた。
学習方法を年収別で見ると、年収「800万円以上」は47%と半数近くが「読書」と回答。「199万円以下」の36%を11ポイント上回った。
リスキリングに取り組んでいない理由は「仕事、家事育児などで時間がないから」(34%)、「学ぶための費用負担が重いから」(30%)が上位に並び、時間、費用といったコストが学習の壁になっていることが分かった。
年代別で見ると、30代はトップの「仕事、家事育児などで時間がないから」(43%)と、次点の「学ぶための費用負担が重いから」(28%)に15ポイントの開きがあり、特に時間がない人が多いことが分かった。
調査は転職サイト「エン転職」の利用者を対象に9月27日〜10月31日にインターネットで実施。5715人から回答を得た。
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