11月5日まで東京ビッグサイトにて「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(以下、JMS2023)が開催されました。これは、2年ごとに開催されてきた自動車業界最大のイベント「東京モーターショー」が名称を変えたもので、今回が第1回目となります。前回予定されていた21年開催がコロナ禍で中止になったため、4年ぶり。メーカー各社も気合いが入っていたように見えました。
また、テーマをクルマを象徴する「モーター」から、より広い範囲となる「モビリティ」に変更。来場者数は大台の100万人を突破する111万人を記録しました。初回としては、まずまずの滑り出しを見せた格好です。
そんなJMS2023には、数多くの出品車が並び、大きな注目を集めました。ただし、展示の主流となったのは次世代をイメージさせるコンセプトカーたち。見るからに量産車レベルの仕上がりとなっていたのは、意外にも数えるほどしかありません。
具体的に名前を挙げれば、ホンダが昭和の人気デートカーを復活させた「プレリュード コンセプト」と北米向けSUVのEV「プロローグ プロトタイプ」、スズキの世界戦略車「スイフト コンセプト」と人気の軽スーパーハイトワゴンの「スペーシア コンセプト/スペーシアカスタム コンセプト」、そしてホンダ、スズキ、ダイハツの商用の軽自動車EVバンといったところ。
ホンダの2台のうち1台は北米向けで、注目のプレリュード コンセプトの投入時期は何もアナウンスされませんでした。それ以外に市場投入を予告していたのは25年に投入を予定しているスズキのEVのSUV「eVX」、26年のレクサス「LF-ZC」、26年のホンダの自動運転車「クルーズ・オリジン」。つまり、発売確実なのは、スズキの「スイフト コンセプト」と「スペーシア コンセプト/スペーシアカスタム コンセプト」、そして軽自動車の商用EVバンくらいだったのです。
その一方でJMS2023に登場しなかった、もしくは華々しく紹介されなかったクルマたちも存在します。
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