”推し活”する人の割合が多い都市 1位はインドの「ムンバイ」、東京は?

» 2023年12月13日 17時00分 公開

 マクロミル(東京都港区)は、世界20都市の消費者2万人を対象に趣味・エンタメ消費に関する調査を実施した。その結果、推し活消費をする人の割合が多い都市はインドの「ムンバイ」(66.0%)で、「東京」(26.5%)は最下位だった。

photo マクロミルが世界20都市における消費者の「いま」を可視化(画像はイメージ、提供:写真AC)

 家での余暇時間の過ごし方では、東京は「動画視聴」が1位。各都市ともに「配信動画視聴」「SNS・ネット」「テレビ・ラジオ視聴」「音楽視聴」などが上位を占める結果となった。

 東アジアの各都市では「eスポーツ」が7〜9位であるのに対し、東京では16位にとどまった。ロンドン、パリ、ベルリンでも「eスポーツ」の順位が低かった一方で、「スマホゲーム・ゲーム機」は4〜7位と上位で、ゲーム自体への関心は高いことがうかがえる。

photo 家での余暇時間の過ごし方(出所:プレスリリース、以下同)

 利用しているSNSでは、どのような情報に触れているのか。東京を含む多くの都市で「趣味・エンターテインメント」が1〜5位にランクインした。東南アジアや米国では、「食・グルメ」が1位となる都市もあった。

photo 利用しているSNSでどのような情報に触れているか

 サブスクなどの利用状況をみると、「フードデリバリー」は東南・南アジアでの利用率が高く、上位はマニラが70.8%、ジャカルタが68.3%、クアラルンプールが64.3%と、広く普及していることが見てとれた。

 「音楽配信」では、東京が唯一50.0%を下回る結果となった。

photo サブスクなどの利用状況

 自分の好きな作品や人物などに関連した消費活動、いわゆる「推し活」をする人は世界にどのくらいいるのか。1位は「ムンバイ」(66.0%)で、2位は「デリー」(64.6%)、3位は「広州」(63.0%)だった。多くの都市でも推し活消費が定着していることが分かった。

photo 「推し活」消費について

 調査は、東京、ソウル、北京、上海、広州、台北、香港、マニラ、ホーチミン、バンコク、クアラルンプール、ジャカルタ、シンガポール、デリー、ムンバイ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、ベルリンに在住する15〜49歳の各都市1000人、合計2万人を対象にインターネットで実施した。期間は8月23日〜9月11日。

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