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転職先から内定をもらった後、“必ず”やっておくべきことQ&A 45歳からのIT転職

» 2024年01月05日 08時00分 公開
[岡安太志ITmedia]

連載:Q&A 45歳からのIT転職

近年需要が高まるIT人材。ミドル層以上の転職に関する疑問を、Q&A形式で回答します

Q: 43歳でITエンジニアをしています。転職活動の末、ある企業から無事内定をもらうことができました。内定をもらった前後でやっておいた方がよいことはありますか?

内定後に転職者が確認すべきこと(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ、以下同)

内定前後で必ず確認すべきこと

A:労働条件の確認と「動機の言語化」を必ずやりましょう。

 条件に月収と賞与しか書かれておらず、他のことが分からない――といったケースはよくあります。雇用形態や給与、働き方や休日、福利厚生などの労働条件は、今後働いていく上でも重要です。

 後になってから「知らなかった」という事態を避けるためにも、あらかじめ把握しておきましょう。

 また「完璧な会社は世の中に存在しない」という心構えを持っておくことも大切です。どんな企業でも良い面ばかりとは限りません。働いているうちに当然悪い面も見えてきます。入社後に「こんなはずじゃなかった」と思うことが必ずやってくるでしょう。仕事が大変だったりトラブルが起きたりすると、転職そのものを後悔してしまいがちです。

 そこで私が転職支援の最後にご本人にお願いしているのが「なぜ自分はこの会社に入ったか」について、言語化することです。入社後に思い悩むことがあったとき、その言葉がよりどころになるからです。

「自分はなぜ転職するのか?」今一度自分の言葉で説明しよう

 転職して働く環境が変わることは、新しいことが始まることでもあります。事前の確認や準備をしっかりすることで、晴れやかな気持ちでスタートできるでしょう。

話を聞いた人:丹野 俊彦

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株式会社リクルート HRエージェントDivision

ハイキャリア・グローバルコンサルティング1部 コンサルタント

銀行系証券会社で営業、人事採用担当を経験後、リクルートキャリア(現リクルート)に入社。IT・Web系人材の転職支援、企業の採用支援を中心に、面接力向上セミナーの講師や拠点長など幅広く担当。

現在はハイキャリア専門のコンサルタントの組織でチーフを務めながら、事業会社IT領域の採用支援とITコンサルタントやエンジニアの転職支援を担当している。

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